胡蝶蘭の植え替えの時期と方法

きれいに咲いていた胡蝶蘭の元気がない?そんな時には植え替えが必要です。胡蝶蘭の腐葉土に多く用いられているミズゴケやバークは、古くなってくるとカビなどの温床になっていきます。そうなると胡蝶蘭の株に悪影響を与え、根腐れの原因になってしまいます。次第に胡蝶蘭の元気がなくなって、枯れてしまうのです。そうならないように、胡蝶蘭を育てる場合には定期的なケアをしましょう。
定期的なケアとは胡蝶蘭の植え替えのことをいいます。胡蝶蘭を2年以上植え替えしていないという場合や、5本立てなどのように寄せ植えた状態で育てているという場合には2年に1度は植え替えをしましょう。
植え替えでは、根を傷つけないようにして古くなったミズゴケやバークを丁寧に取り除いていきます。そして、傷んだり腐ってしまった根はきれいに取り除いて、元気のいい根を残してください。根をつまんでみた時、簡単につぶれてしまう根は傷んでいます。また、根が黒っぽくなっているところもそうです。これらの根を取り除いていきます。

胡蝶蘭の育て方はこちらの胡蝶蘭通販サイトで詳しく解説されています。

胡蝶蘭は根腐れがあると元気がなくなっていきますが、それ以外にも、胡蝶蘭の元気を失わせてしまう注意したい病気や害虫などがあるのです。これらの病気や害虫で、胡蝶蘭が枯れてしまうということがあるのです。そこで、代表的な病気や害虫についてご紹介したいと思います。
まず、代表的な病気として軟腐病が挙げられます。軟腐病は感染すると栄養分が上手く運ばれなくなって、株が枯れてしまうという病気です。その原因として、細菌と真菌が挙げられます。細菌が繁殖してしまうと、葉が黄色っぽくなって半透明の状態になっていきます。異臭もします。その対処には抗生物質を塗りますが、進行が早いことの方が多いので次第に枯れてしまいます。

真菌が原因の場合は進行は遅いと言われており、葉の表面に黒っぽい斑点が現れます。それが広がり、だんだんと枯れていきます。対処法としては、斑点が出ているところから5ミリくらいを余分に切り落とし、ビスダイセンなどを塗ります。
どちらの場合も感染性があり、他の胡蝶蘭に傷口などから感染するため、感染株は他の場所に移します。
また、害虫としてはハダニに注意が必要です。ハダニは胡蝶蘭に寄生する害虫で、規制されると胡蝶蘭の葉の色や艶は失われて、葉の裏にかすり状の白斑が出ます。この場合は殺ダニ剤で対処したり、ハダニは水に弱く、葉っぱに霧吹きで水を吹きかけといった方法などで対処します。ハダニは梅雨明けの時期に繁殖しやすくなります。


また、カイガラムシも要注意です。カイガラムシは既に株についていることも多いといわれていますが、すす病を誘発することがあり、葉の裏を観察すると、白くて細かい綿状のものや平べったくて茶色のでこぼこが現れたりします。この虫に対しては、殺虫剤は幼虫のみしか効果がないため、丁寧にピンセットを使って除去したり、流水で取り除いたりします。

このような状況が見られたら胡蝶蘭は元気がなくなってしまいますので、そうなる前に植え替えをしましょう。植え替えは花が終わった後、4月、5月が最も適しているといわれています。
また、胡蝶蘭は根腐れをしやすいため、葉がしなびていて元気がなくなっているという時には根腐れかもしれません。根の芯が腐っていなければ、再び元気になる場合もありますので、根気よく対処しましょう。
植え替えについては、残っている根の量で鉢の大きさがきまります。通気をよくするため、植え替え時に角棒状の発泡スチロールなどを根の間に挟むなどすると根腐れしにくくなるといわれています。
ミズゴケの場合の植え替えの手順として、まず、鉢底に軽石を敷いた鉢を用意し、傷つけないように根の周りのミズゴケをきれいに取ります。そして、根を広げ、湿らせたミズゴケで手のひらくらいの大きさに丸めてから、その上から広げた胡蝶蘭の根を被せ、根をミズゴケで覆います。そして、鉢の中にミズゴケと一緒に胡蝶蘭を植え替えます。

バークの場合は、まず根周りのバークを取り除き、根を広げます。その後、鉢の1/3くらいまでバークを入れて、その上に胡蝶蘭を設置してからバークを根の上にも被せます。
その後、水は7日から10日くらいは与えないようにします。そうしている間に、根をカットしたりした時の傷口が回復してきます。回復してから、コップ1杯くらいの水を1週間に1回くらいの割合で与えましょう。
蝶蘭は基本的に寒さが苦手です。鉢はできるだけ暖かい場所におくようにすることがおすすめですが、直射日光を当てると枯れる原因になります。カーテン越しにおくことがおすすめです。また、胡蝶蘭は地植えは難しいといわれています。根腐れの原因にもなりますので、鉢で育てるようにしましょう。胡蝶蘭は元気に育つと来年も再来年も花をつけてくれます。きれいに咲いていた胡蝶蘭の元気がないという時には植え替えが必要です。植え替えを定期的に行い、2年に1度は植え替えましょう。